当ブログ【みすてりーくらぶ】では、本屋大賞を受賞、またノミネート作の中からおすすめのミステリー小説を10冊紹介。
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当ブログ【みすてりーくらぶ】では、本屋大賞を受賞した作品、またはノミネート作品の中からおすすめのミステリー小説を10冊紹介。
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【ミステリー】本屋大賞受賞・ノミネート作からおすすめ10冊を紹介
本屋大賞を受賞、またはノミネートされた作品の中でおすすめのミステリー小説は、次の10冊です。
気になる作品をタップすると、くわしい特徴までジャンプできます。
存在のすべてを
作品 | 存在のすべてを |
---|---|
著者 | 塩田 武士 |
出版社 | 朝日新聞出版 |
本屋大賞 | 2024年ノミネート作品 |
本の感想
500ページ近い長編を読むのは久々だったけど、ストーリーの先が気になり難なく読めた。
30年前に起こった二児同時誘拐事件。それをずっと追い続けている警察と記者とその捜査線上に浮かんできたある画家の存在。
途中から誘拐された子供やその周りの人の切実な気持ちなども加わり、いろいろな人の存在が物語をどんどん面白くさせていった。
人が人を想う愛の深さに感動しました。
良い本が読めました。二児同時誘拐から始まる物語。
事件にかかわる刑事の熱量、新聞記者の矜恃。戻ってきた子供の空白の3年間に迫る後半はページを繰る手が止まらない。
美術の世界にもある狭く汚い上下関係には胸が悪くなるが、筋の通った画商や支援者の心意気に救われる。
登場人物は多いのに読者を混乱させずにすすめていく確かなプロットはさすが!
放課後ミステリクラブ
作品 | 放課後ミステリクラブ |
---|---|
著者 | 知念 実希人 |
出版社 | ライツ社 |
本屋大賞 | 2024年ノミネート作品 |
本の感想
夜の学校のプールに放たれた金魚。だれが、なんのために?
殺人事件が起きない設定で、子どもでも楽しめるミステリー小説。
「小中学生に人気のミステリー小説」と本屋にあったので娘に渡したら、夢中になって読んでいました。
ストーリーの面白さはもちろんのこと、著者の知念実希人さんが「本好きを増やしたい」想いが溢れ出ている作品だと思いました。
「推理好きな小中学生に人気の作品」とありましたが、大人でも十分楽しめるミステリー小説。
大人顔負けの鋭い推理力や、伏線回収が散りばめられていて、本の世界にどっぷり浸かれます。
今まで児童書で本屋大賞にエントリーされた作品はなかったので、今後も「放課後ミステリクラブ」のような作品が増えてくると思います。
知念 実希人さんのおすすめ小説は、次の記事でもくわしく紹介しています。
君が手にするはずだった黄金について
作品 | 君が手にするはずだった黄金について |
---|---|
著者 | 小川 哲 |
出版社 | 新潮社 |
本屋大賞 | 2024年ノミネート作品 |
本の感想
面白すぎる。 占いの手順を暴いていく話。
野球の「ボール」「ストライク」「アウト」の品詞が全部違くて気持ち悪いという話。
小説家は何もできないからなるという話。全部好きだった。
フィクションのノンフィクションの狭間で、どこまでが小川さんの思考回路を反映させた内容なのかがすごい気になる。
特に『受賞エッセイ』はかなり小川さんの思考が反映されてる気がするので、どこまで直木賞受賞の時に考えていた内容なのかが気になった。
小説家が主人公の短編小説集。
点と点を結び合わせる小説家の頭の中を覗いているような気がしてとても面白かったです。
物語を読んでいると、不思議とポップというかシティ感を感じました。
プロローグの別れも、思い出せない1日も、占い師も、偽物も、全部オチから入ってるわけじゃなくて物語から始まって結末を導く、演繹的な描写が好き。
方舟
作品 | 方舟 |
---|---|
著者 | 夕木 春央 |
出版社 | 講談社 |
本屋大賞 | 2023年ノミネート作品 |
本の感想
ラストで想像を裏切られるミステリー小説。
ミステリ作品は中盤くらいで犯人の想像が大抵つくのですが、本作では全く分かりませんでした。
他の作品では味わえない衝撃な結末になっています。
「ぜひ映画化して欲しい!」と思わせる、面白くて個性的な作品。
評価が高いミステリー小説ということで読んでみました。
犯人を特定する情報が小出しされているので中盤あたりで予想できましたが、犯人が特定されてからが本番。
この先はネタバレになってしまうのでやめますが、完全にやられます。
最後の数ページはのめり込むようにページをめくってしまいました。
#真相をお話しします
作品 | #真相をお話しします |
---|---|
著者 | 結城 真一郎 |
出版社 | 新潮社 |
本屋大賞 | 2023年ノミネート作品 |
本の感想
とても読みやすい短編ミステリー小説です。
著者の結城さんが、「本離れが進むZ世代にいかに小説を読んでもらうか?」を意識して書いた本だけあって、
ストーリーは途中でダレることなく躍動感と臨場感感じる演出になっています。
どの話もひとひねり効いた内容になっていておすすめです。
「YouTuber」「マッチングアプリ」「UberEats」など見覚えのあるワードが頻出するので、どこか親近感というか他人事とは思えない気持ちで進むことができます。
5つの短編からなる短編集で、スキマ時間にサクッと読めるボリュームなところも良かったです。
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medium 霊媒探偵城塚翡翠
作品 | medium 霊媒探偵城塚翡翠 |
---|---|
著者 | 相沢 沙呼 |
出版社 | 講談社文庫 |
本屋大賞 | 2020年ノミネート作品 |
本の感想
終盤まで軽めの短編小説で、「まぁ、普通のコンビ探偵ものか…」と思っていたら、最後にガツンと騙されました。
こちらが抱く感情まで伏線となっていて、とても作り込まれている作品です。
多くのミステリー小説を読んできて、たいていのトリックは知っているけど、まだこんな騙し方があったんだと脱帽させられました。
これは確かにみんなこぞって読むのも頷ける。
映像化もしやすそうだし、売れた理由がわかる。
著者の仕掛けたミスリードに容易に嵌り、霊媒の能力を見事に信じ込ませた手腕の鮮やかさときたら。
騙された後の爽快感には白旗を掲げてしまう。お見事でした。
相沢さんの異色の経歴に俄然興味が湧く。続編も気にはなるが、それよりもマジックショーを観てみたい。
告白
作品 | 告白 |
---|---|
著者 | 湊かなえ |
出版社 | 双葉社 |
本屋大賞 | 2009年受賞作品 |
本の感想
学校が舞台のミステリー小説。
「こうなるのかな…」というストーリーの予測がまったくできず、最後の最後まで結末が分からないところが最大の魅力。
真相は何か? 推理しながら読み進めていくので、気が付くと物語にどんどん引き込まれます。
最初から最後まで変わらないドキドキ感で読めるミステリー作品はあまりないと思うのでおすすめです。
湊かなえ先生のデビュー作。(教員の経験があるみたい)
人間って物悲しくて、嫌な生き物だなあと感じた作品です。
湊かなえさんはイヤミスの女王と称されているとおりで、この作品はまさにそんなイヤミス作品に仕上がっています。
*イヤミスとは、「読後、イヤな気持ちになるミステリー」のこと。
湊かなえさんのおすすめ作品は、次の記事でくわしく紹介しています。
ゴールデンスランバー
作品 | ゴールデンスランバー |
---|---|
著者 | 伊坂 幸太郎 |
出版社 | 新潮文庫 |
本屋大賞 | 2008年受賞作品 |
本の感想
冒頭から大事件ではじまるミステリー青春小説。
約700ページとボリューミーなので途中ダレるかな…と思っていましたが、読んでいるとその場面が頭にくっきり浮かびスラスラ読めました。
前半の伏線の設定と、それを回収していくやり方は感心させられるばかり。
読了後の満足度が高いミステリー小説です。
主人公がしばらく出てこず序盤はすこし退屈しますが、後半にかけての盛り上がりやテンポ感はとても良かったです。
伏線がしっかり回収される気持ちよさもありつつ、結局最後まで分からず仕舞いのことも余韻として楽しめ、絶妙なバランスです。
全部読み終わってからもう一度読むと、一回目に読み流していた伏線がたくさん見つかり、面白さが倍増します。
容疑者Xの献身
作品 | 容疑者Xの献身 |
---|---|
著者 | 東野圭吾 |
出版社 | 文藝春秋 |
本屋大賞 | 2006年ノミネート作 |
本の感想
ガリレオシリーズの中でも、容疑者Xの献身が一番感動しました。
多くのミステリー小説は、はじめに殺人が起きて犯人の暴いていくストーリーが一般的ですが、
容疑者Xの献身は、はじめから犯人が分かっていてトリックを暴きつつ、愛情・友情にスポットを当てています。
ミステリーとしても、人間ドラマとしても傑作と感じました。
東野圭吾さんが直木賞を受賞した作品。
愛と献身がどれほどの力を持ち、ときにはどれほどの犠牲を伴うことがあるかを教えてくれる貴重な本でした。
タイトルの意味が最後に分かるが、これも複雑な意味合いで考えさせられる。
日本を代表するミステリー小説だと思います。
東野圭吾さんのおすすめミステリー小説は、下記の記事でもくわしく紹介しているので参考ください。
アヒルと鴨のコインロッカー
作品 | アヒルと鴨のコインロッカー |
---|---|
著者 | 伊坂 幸太郎 |
出版社 | 創元推理文庫 |
本屋大賞 | 2004年ノミネート作 |
本の感想
伊坂 幸太郎さんが好きで読みました。発売当時は今の妻と出合った時期で、「不思議な恋愛小説ミステリー」というPOPが本屋さんの店頭にあったのをはっきりと覚えています。
コインロッカーの荷物を取り違えた2人の男性と間違えられた男性から女性を探すことを頼まれる不思議なオープニングで始まる小説。
恋愛ミステリーとは違い、恋愛小説を読む感覚でミステリーではないと思って読み進むと、なぜ女性を探すことを頼まれたのかが小説の伏線となり、ミステリーの世界に誘われます。
ミステリー、恋愛、ユーモア、そしてクライマックスの思わぬ展開にこの小説の楽しさを感じます。
はじめはどんな物語なのか全く見当がつきませんでしたが、読み進めていくうちに計画の背景が徐々に解き明かされていきます。
非現実的な前提や、設定自体が大どんでん返しの伏線となっていることが多く、結末が楽しみでついつい最後まで読んでしまいました。
どんでん返しを狙いすぎているところが好みが分かれるかもしれないですが、クスリと笑える描写も混ぜながら騙してくれるのでわたしは好きです。
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まとめ
本記事では、本屋大賞を受賞、またはノミネートされた作品の中で特におすすめのミステリー小説を紹介しました。
こちらで紹介したように、本作品の一部はAmazonオーディブルを利用すると30日 無料で読むことができます。
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おすすめのミステリー小説は、次の記事でも紹介しているので参考ください。
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