当ブログ【みすてりーくらぶ】では、綾辻行人さん好き50人に聞いたおすすめ小説をランキング形式で紹介。
館シリーズのおすすめの順番・ドラマ化された作品も紹介しています。
日本を代表するミステリー小説作家、綾辻行人さん。
当ブログ【みすてりーくらぶ】では、綾辻行人さん好き50人におすすめ作品のアンケートを取りました。
50人が選んだ綾辻行人さんのおすすめ小説をランキング形式で紹介していきます。
綾辻行人のおすすめランキング6選
50人の綾辻行人さん好きに聞いたおすすめ作ランキングは、次のとおりです。
気になる作品をタップすると、くわしい特徴までジャンプできます。
1位:十角館の殺人
発売日 | 2007/10/16 |
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出版社 | 講談社 |
読んだ人の感想
綾辻行人さんといえば、やはりこの作品。
一通り館シリーズも読みましたし、その他の殺人鬼シリーズなども読みましたが、この本に勝る衝撃はありませんでした。
衝撃の1行がすべてひっくり返してくれました。怒涛のラストです。トリックもだいたんで面白いです。
綾辻行人さんの作品で、何がおすすめかを聞かれたら、迷わずこの作品をすすめることにしています。
また、話も読みやすく難しい単語も使わないため、小説初心者の方にもおすすめできるかと思います。
自分が推理小説、そして「新本格ミステリ」というジャンルにハマったきっかけの作品です。
ミステリってこんなに面白いんだ!という驚きがありました。
ドキドキハラハラしながら読み進め、たった一行で世界がひっくり返ったような衝撃。
これこそがミステリの面白さなんだ、と身をもって体感しました。
絶海の孤島に建つ怪しい館、密室殺人事件とワクワクする要素がたっぷりで、また文章も読みやすくミステリの入門としてもとてもオススメです。
2位:Another
発売日 | 2011/12/25 |
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出版社 | KADOKAWA |
読んだ人の感想
綾辻行人さんと言えば館シリーズのイメージが強かったので、Anotherが読んだときは非常に驚かされました。
Anotherはミステリーというよりはホラー色がとても強く、登場人物に危機的な状況が訪れる度に心臓がギュッと握り締められるようなハラハラ感が楽しめました。
キャラクターも一人一人とても魅力的で、まるでホラーアニメを見ているような感覚でした。
しかし、さすがは綾辻行人作品。謎解きといったミステリー要素もふんだんに含まれ、最高のホラーミステリー作品でした。
アニメ化、映画化もされた人気作品で知名度も高いと思われるのでオススメしやすい作品。
また、ミステリアスでホラー的な雰囲気など、綾辻行人作品としての魅力がふんだんに詰まっていているところもオススメ。
学生の話なのでクラスメイトや家族など登場人物が多いですが、分かりやすく書かれているので覚えるのが苦手な自分でも楽しく読むことができました。
話が進むにつれて、次々と伏線が回収され結末は驚きと快感があります。
「Another」は、2010年このミステリーがすごい!で3位を受賞しています。
歴代の「このミステリーがすごい!」受賞作が知りたい方は、下記の記事を参考にしてください。
3位:水車館の殺人
発売日 | 2008/4/15 |
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出版社 | 講談社 |
読んだ人の感想
十角館とはまた趣の違う館シリーズ第二弾。
仮面の当主と孤独な美少女が住まう館が舞台で、一年前に起きた惨劇と現在を交互に描いた構成。
十角館がインパクトの強い作品だったので館シリーズといえばそのイメージが先行してしまいそうですが、今回は王道ミステリらしい部分がよく表れていた作品でした。
犯人と共犯は分かりやすかったものの、結構肝心なところは騙されて読んでしまったな。
館シリーズの世界観が広がったきっかけともいうべきラストが、とても好みの展開でした。
久々の綾辻さんの館シリーズ。
いや、ほんとはもっと早くに読みたくてたまりませんでしたが、知人から早く読んだ方がいいと説得され読んでしまいました。
十角館のような頭が痺れることはありませんでしたが、気になっていた謎が解けていく終盤はノンストップで読み進んでしまいました。
これから館シリーズが始まっていく感じしかしない物語がたまりません。
30年以上前の作品なのに、あまり古臭さを感じずに普通に楽しめるのがすごいです。
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4位:時計館の殺人
発売日 | 2012/6/15 |
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出版社 | 講談社 |
読んだ人の感想
綾辻行人の代表作で館シリーズで一番面白いものになります!!
館シリーズはすべて読みましたが、時計館の殺人が一番面白かったです。
トリックや登場人物のやり取り、張り巡らされた伏線や文章構成などどれをとってもハイレベルにまとまっていて最後の最後まで犯人が分からないのはさすがだなと思いました。
すべての真相が明らかになった後の納得感、爽快感は凄まじかったです。思い返してみると随所にヒントがありましたね。
とにかく序盤で人がたくさん死にます。
序盤は霊の仕業かな?と思いますがだんだんとミステリーになっていくのが面白いところです。
全体的な構想がおもしろくて気づくか気づかないかのレベルでドキドキハラハラしました。
この人は生き残ってほしいと思ったり感情移入したり楽しく自分も仲間に入っているかのような感覚がありました。
今まで1番好きなトリックで最後まで犯人が分からず迷宮入りした小説でした。
なのにオチが知りたいとは思わないスッキリと終わる小説です。
5位:暗黒館の殺人
発売日 | 2007/10/16 |
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出版社 | 講談社 |
読んだ人の感想
綾辻行人さんの館シリーズは全て読破しましたが、中でも文庫本4冊にわたる大作「暗黒館の殺人」はおすすめです。
大学生の中也が湖上の小島に建つ暗黒館に招待されるという展開で物語が進んでいくのですが、うっかり館に迷い込んでしまった地元の中学生市郎が、私は妙に強く印象に残りました。
異形の双子など奇抜な登場人物が次々と出てくる中で、市郎というごく普通の人間の視点が面白かったです。
超長編なので読書欲が満たされ、ホラー色が強く現実離れした内容の作品世界にどっぷりと浸れました。
綾辻行人さんの代表作である館シリーズの中でも一番の長編であるこの作品は、十角館の殺人や時計館の殺人よりもクローズドサークル感が強く、登場人物達やそこにある歴史が他の館シリーズとは比べものにならないくらい奥深くかつ闇深いお話です。
そのため、どんどん物語に惹き込まれ、気付けば時間を忘れて没頭してしまいます。
まるで自分がその場に居合わせているかのように感じるので、何もかも忘れたい時やダークな世界観にどっぷりと浸かりたい時、いつでも迎えてくれるような居場所とも言えるべき小説です。
6位:迷路館の殺人
発売日 | 2009/11/13 |
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出版社 | 講談社 |
読んだ人の感想
とにかく舞台が「これぞミステリーの王道!」といった感じで楽しめます。
(現実にあったらこんな家嫌だと思えるような)閉ざされた館、密室殺人などのキーワードにくすぐられる人は、相性のいい作品です。
作中作の形態をとっており、なぜそんな公正なのかは後で明らかになりますが読み進めていくうちに誰もかれもが怪しく見えてしまうこと、犯人の目的がわからずに混乱するメンバーなど、ミステリーならではの醍醐味を味わえます。
作者特有の謎解きは圧巻で、すべての謎を最後に明らかにされる爽快感はシリーズでも屈指といえるかもしれません。
一部状況についてフェアじゃないと感じたり違和感を覚える人も少なくありませんが、個人的には「ありえなくはない」と思います。
十角館と迷いましたが、私は迷路館をおすすめします。
館シリーズ、毎回絶対に騙されないと思うのですが綾辻行人先生のミスリードにどんどん迷い込み、最後のどんでん返し…からのどんでん返し(再び!)。
完全にやられます。面白すぎます。
また、ミステリー好きにはたまらないクローズドサークルや作中作でワクワク感を持続させてくれます。
さらに迷路館という名前の通り、平面図もかなり複雑な館なのですが、なぜか想像しやすく読者もどんどん引き込まれる作品です。
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綾辻行人のよくある質問
ここでは、綾辻行人さんのよくある質問にお答えしてきます。
まとめ
本記事では、50人の綾辻行人さん好きに聞いたおすすめランキングを紹介しました。
ランキングは、次のとおり。
綾辻行人さん 人気作ランキング
- 1位:十角館の殺人
- 2位:Another
- 3位:水車館の殺人
- 4位:時計館の殺人
- 5位:暗黒館の殺人
- 6位:迷路館の殺人
綾辻行人さんの館シリーズは実写化が不可能と言われていましたが、Huluで独占配信が決まりました。
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推理小説のおすすめは、下記の記事でくわしく紹介しているので参考ください。
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