当ブログ【みすてりーくらぶ】では、宮部みゆき好き50人に聞いたおすすめ小説をランキング形式で紹介。
時代小説・初心者向け・ホラー作品のおすすめや、30日 無料で読む裏ワザも紹介しています。
直木賞をはじめ、国内の数ある文学賞を受賞している小説家の宮部みゆきさん。
当ブログ【みすてりーくらぶ】では、宮部みゆきさん好き50人におすすめ作品のアンケートを取りました。
50人が選んだ宮部みゆきさんのおすすめ小説をランキング形式で紹介していきます。
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作品もあるよ
【50人に聞いた】宮部みゆきのおすすめランキング5選
宮部みゆきさん好き50人に聞いたおすすめランキングは、次のとおり。
気になる作品をタップすると、くわしい特徴までジャンプできます。
1位:模倣犯
発売日 | 2005/11/26 |
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出版社 | 新潮社 |
読んだ人の感想
フィクション作品だとわかっているにもかかわらず、ノンフィクションのようなリアリティがある作品です。
誰かがまとめたルポタージュのような構成となっており、登場人物それぞれの個性や魅力などが伝わってきます。
ある事件を様々な人の視点から見たことなどがまとめられていますが、誰かの言葉をつなぎ合わせることで事件の全貌がわかる形となっており、鳥肌モノです。
矛盾しているようですが、読み終えて人間の恐ろしさと温かさを感じられる作品。
20世紀末の日本の世相なども理解できるため、多くの人におすすめです。
現代ミステリーの金字塔と言える小説です。
章ごとに複数人の視点から物語が進んでいくのですが、別視点で進んでいた物語が徐々に繋がっていくところがすごく面白いです。
とりあえず一話を読んだのですが、かなり早いスピードで読み終わってすぐに2を読みました。
全てで5巻あり、最初は正直長くて飽きるかなと思っていたのですが展開が気になってどんどん先に進めました。
内容に感動するというより、事件の展開を追うのが楽しいという印象です。
2位:火車
発売日 | 1998/1/30 |
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出版社 | 新潮社 |
読んだ人の感想
宮部みゆきさんのミステリーの最高傑作で、カード破産の悲惨な現実を描いています。
私は家族がカード破産をして生活保護になったので、他人事と思えない気持ちで読み進めました。
カード破産は誰にも起こり得ることという言葉が胸に刺さりました。
この小説は、1990年代に書かれたものですが、この物語が刊行された後に法改正が進み、もう少し遅くに生きていれば、避けられた悲劇であったのかと思うと切なくなりました。
最後まであっという間に読んでしまいました。
探偵役の休職中の刑事・本間俊介が、一人の人物の正体を追い求めるもので、本物の関根彰子と彰子と入れ替わった人物の足跡を追うことで、 彼女たちの人生を描いているところがとても面白かった。
ミステリー小説としても、社会派的な小説としても、私の中でかなり印象に残る作品のひとつ。
文庫本で590ページとかなりの分量があるものの、自己破産の話だけではなく、本間俊介の家族の話や関根彰子たちに関わる人たちの話など、物語に奥行きを与えている話が続くので、長さは気にせず読むことができました。
ミステリー好きにはたまらない一冊だと思う。
3位:ソロモンの偽証
発売日 | 2014/9/1 |
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出版社 | 新潮社 |
読んだ人の感想
登場人物が多いのに、その人物の環境や背景や心情などを深く丁寧に書いてあるのが素晴らしいと思います。
それでいて、分かりやすく深みにハマっていく感じが読んでいてありました。
事件を視点を変えて見てみると、たくさんの捉え方があるので歪みが生まれ、何が本当で何が嘘なのかが分からなくなり、頭がごちゃごちゃになりましたが。
次がすぐに読みたくなり、ページを止めることが難しいほど面白い作品です。
次々と人間関係がわかってくるのは鳥肌がたちました。
学校内で起きた事件を校内裁判で真実を明らかにする長編小説。
本の厚さに若干慄きながらも、1ページ1ページ大切に読み進めた。
主人公を取り巻く登場人物や関係などをノートに書きながら、大事なポイントを逃さまいと読み進めていたのを覚えています。
藤野涼子の聡明さ、意志の強さや凛とした姿勢に憧れさえしました。
時には読者さえも胸が苦しくなるような場面もあるが、真実から目を逸らす事なく一生懸命向き合う彼女たちは本当に美しく気高いなと感じた。
今でも読み返したい大切な小説のひとつです。
4位:ブレイブ・ストーリー
発売日 | 2021/6/15 |
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出版社 | KADOKAWA |
読んだ人の感想
普段、ファンタジーは読まない私でも、現実と向き合う力をみなぎらせてくれる本作品はとても楽しめました。
ストーリーのはじめは経験したくないリアルな状況からのスタートします。
大人も子供も状況は違っても、どこか経験したことのある感じがする嫌な現実。
そこから、リアルとは異なるファンタジーの世界に入り、出会いや経験を通して成長と満たされる感情を得られます。
最後に、その勝ち取った世界に残るかリアルに戻るか決断の時。読者にとっても自分に置き換えて究極の選択に迫られます。
少年が異世界で成長していく物語。
異世界に飛ばされる物語は多くあるが、この作品では主人公が自らの意志で異世界に踏み出す。
異世界の雰囲気は王道RPGのようで、キャラクターがみんな魅力的。
さまざまな困難を乗り越えていく主人公はもちろんのこと、ライバルであり友人であるワタルの存在がとても印象的だった。
主人公よりも優秀な存在として異世界で戦うが、最終的にはある意味で自滅のようになってしまう。
ただの悪役ではなく、みんな自身の運命を変えるために戦っているのを前提として読むと、やりきれない気持ちになる部分もあり、希望を抱ける部分もある。
長編作品だが、思わず一気読みしてしまう面白さで、読みごたえと満足感は宮部みゆきさんの作品の中でも指折りだと思う。
5位:ドリームバスター
発売日 | 2007/11/1 |
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出版社 | 徳間書店 |
読んだ人の感想
現代ファンタジー的な話です。
少年とその育ての親ともいえる禿頭の男のバディが、悪夢に悩む現代人の夢の中で大活躍するという話がまず心惹かれました。
ドリームバスターの二人は悪夢の根源になっている彼らの世界にとっての囚人たちを回収して回っているのですが、悪夢に取り憑かれた現代人にも取り憑かれるだけの理由があり、それも平行して解決していく流れが読んでいて飽きさせません。
またいくつもの短編になっているので読みやすいです。
巻数を重ねるごとに世界観が広がり、続きが気になります。
宮部みゆきさんの作品としては珍しく読み切りのものが多いので、長編に敷居の高さを感じる人でも読みやすいかなと思ったのでイチオシにしました。
ラノベ風味でありつつも、作品全体を通しての世界観もしっかりしていて、ガッツリ読みたい人も満足できる作品だと思います。
SFとファンタジーを混ぜつつも現実世界の人間ドラマも織り込んでいて、色んな読み方が楽しめる作品です。
私個人としては、シェンとマエストロの名コンビっぷりが読んでて面白いと感じます。
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【時代小説】宮部みゆき おすすめ3選
宮部みゆきさんの時代小説のおすすめは、次の3冊です。
本所深川ふしぎ草紙
発売日 | 1995/8/30 |
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出版社 | 新潮社 |
読んだ人の感想
一話ずつ完結する短編集で、本所の七不思議を題に取った物語。
それぞれに印象深いストーリーで、宮部みゆきさんの時代物が好きな方におすすめです。
宮部みゆきさんが実際に現地の取材をもとに書いたと思われる、しっかりしたバックグラウンドの上に巧みな話づくりが展開する好作品。
かまいたち
発売日 | 1996/9/30 |
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出版社 | 新潮社 |
読んだ人の感想
宮部みゆきさんの最初期の時代物を集めた短編集です。
『かまいたち』『師走の客』『迷い鳩』『騒ぐ刀』の四作品、タイトルにもなっている『かまいたち』が一番のでき。
ある程度先が読めてしまうということはあるものの、緊張感サスペンス感は申し分ないです。
作者の時代ものの中の代表作といえるでしょう。
おそろし
発売日 | 角川書店 |
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出版社 | 2012/4/25 |
読んだ人の感想
絶妙なバランスで描かれるちょっと怖いお話し。
でも、読めば直ぐに魅了され、休むことを許さない。
町の様子、店で忙しく働いている人々の動き、生活音などが見えてくるのが不思議です。
怖いのに、クライマックスでは涙が出てくる。こんな小説ははじめて。宮部さん恐るべし。
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【初心者向け】宮部みゆき おすすめ3選
宮部みゆきさんの作品の中で、初心者におすすめは次の3冊です。
火車
発売日 | 1998/1/30 |
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出版社 | 新潮社 |
読んだ人の感想
「サラ金問題」をテーマに、まったく接点のない二人の女性の繋がりを、足を銃で撃たれて休職中の刑事が紐解いていきます。
吸い込まれるようなスピーディな展開のため、普段あまり小説を読まない人からミステリー小説が好きな人まで、どんどん読み進められるでしょう。
次の展開が知りたくなって、途中で手を休めることが全く出来ません。
伏線も巧みな上に不自然さがなく、お見事としか言いようがない作品です。
理由
発売日 | 2002/8/1 |
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出版社 | 朝日新聞出版 |
読んだ人の感想
第120回直木賞を受賞した作品です。
登場人物が多いので、整理しながら読む必要がありますが、ドキュメンタリーのような謎解きのおもしろさがあります。
それぞれの家族の人生を書き分けることができるのは、宮部みゆきさんだからできること。
満場一致で直木賞が決まったようですが、読むとその理由が分かります。
レベル7
発売日 | 1993/9/29 |
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出版社 | 新潮社 |
読んだ人の感想
女子高生の失踪事件と、記憶喪失の男女の自分探しという、全く違うふたつの物語が同時進行で進んで行きますが、徐々にそれらが関連があることがわかってきます。
そして、ふたつの話がピタリとひとつに交わった時、思わず鳥肌が立つような衝撃を感じました。
長編ではありますが、読んでいるうちに謎がどんどん増えていくので、早く種明かしに辿り着きたいと、一気に読み進めてしまいます。
宮部さん独特の語り口は、とにかく言葉選びが秀逸だし、説明しすぎないのにわかりやすいところが魅力だと思います。
とにかく、無駄な描写が一切ないので、何度も読み返して、あちこちに張り巡らされた伏線を探すのも楽しいです。
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宮部みゆきの作品を無料で読む方法
宮部みゆきさんの一部の作品は、Amazonオーディブルを利用すると30日 無料で読めます。
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- 作業しながら読書が楽しめる(運転中・歩いているとき・家事をしながら)
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オーディブルで読める宮部みゆきさんの小説は、次のとおり。
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よくある質問
ここでは、宮部みゆきさんのよくある質問にお答えしてきます。
まとめ
本記事では、50人の宮部みゆきさん好きに聞いたおすすめ小説5選を紹介しました。
宮部みゆき おすすめ5選
- 1位:模倣犯
- 2位:火車
- 3位:ソロモンの偽証
- 4位:ブレイブ・ストーリー
- 5位:ドリームバスター
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